松本工務店 家づくりに役立つブログ

家づくりに役立つ情報を発信しています

SW工法のメリット~PART2~

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

f:id:matsumoto-326-345:20170601075026j:plain

前回はSW工法住宅のメリットについてお話ししました。
災害に強い、部屋間の温度差が少ない、遮音性能が高いという三つのメリットについてはお話しできましたが、SW工法には他にも魅力的な点があります。
そこで今回も、前回に引き続いてSW工法の家のメリットについてお話していこうと思います。

・約16万円以上の水道・光熱費を節約できる
SW工法の家は一般住宅と比較して、冷暖房・換気・給湯・照明などの光熱費を大幅に削減することができます。さらに、水道費においても削減が行え、年間で約16万円以上の節約をすることができます。これはあくまでも一般的な住宅と比べた場合ですから、具体的にどれぐらいの節約につながるかは家族構成や地域によっても変わりますが、SW工法の家を建てることで水道・光熱費を節約することができることには間違いありません。
また、太陽光発電システムを採用して、自宅のエネルギーをすべて太陽光発電で補う、ゼロエネルギー住宅にすることも可能です。以前にお話しした国が推し進めるZEH(ゼッチ)仕様にするのも容易です。

・健やかな空気を保つことができる
SW工法ですと、高い気密性によって隙間を少なくすることで外気とともに出入りするほこりや花粉などを大幅にカットすることがきます。また、計画換気システムによって、常にきれいな空気を保つことができます。空気をきれいに保てているとカビやダニの発生を抑えることもできますから健康的です。
また、給気口にPM2.5をカットするフィルターを装着することもできますので、外気の有害物質を室内に入れることなく換気が可能です。
また、高性能な熱交換型換気システムを使用することによって、高効率な熱回収と湿度の交換をすることができ、室内の快適さをそのままに、換気を行うことができます。高性能な熱交換型換気システムは、温度だけでなく湿度も交換するため、冬場の乾燥した外気や夏場の湿気をそのまま取り込んでしまうという心配がありません。

いかがでしたでしょうか。
前回から二回にわたってSW工法の家のメリットについてお話させていただきました。
少しでもSW工法の良さを感じていただけたら幸いです。

 

www.matsumoto-koumuten.jp

 

SW工法のメリット~PART1~

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

 

f:id:matsumoto-326-345:20170529170720j:plain

SW工法という言葉、聞いたことはありますでしょうか。ご存知ない方も多いかもしれません。
SWとはSUPER WALLの略で、高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ、計画換気システムが生み出す、高気密・高断熱・高耐震構造のことをいいます。

今回は、SW工法の家のメリットについてご紹介していきたいと思います。

・SW工法は地震や台風に強いモノコック構造
SW工法は壁・床・天井が一体化した箱型を構成するモノコック構造です。モノコック構造とは、壁・床・天井が一体化した箱形を構成する構造のことで、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくく、建物全体に力が分散するためひずみに強いです。

・部屋間の温度差が少ない
SW工法の住宅は、建物全体が高性能断熱材で包みこまれているため、断熱性の高い空間となります。夏も冬も外気温に左右されにくい快適な室内環境を実現することができます。
部屋間の温度差が大きいと、身体への負担にもなりますから、健康にも大変良いといえます。
また、高断熱な家は冷暖房が効きやすいですから、光熱費の節約にもつながりますよ。

・遮音性能が高い
SW工法の家は高気密施工のために、優れた遮音性能を発揮します。外からの騒音が気になる環境であっても、睡眠や勉強の妨げにならないほどに静かですし、逆に室内から屋外への音漏れについても、優れた遮音性能によって周囲を気にする必要がありません。
家族の方が楽器の練習をしたい際にも、SW工法の家であれば余計なストレスを抱える必要がありません。

いかがでしたでしょうか。
SW工法という言葉になじみのない方にも、メリットが伝わっていれば幸いです。
今回は、三つのメリットについてお話してきましたが、SW工法で家を建てるメリットはほかにもあります。
そこで次回は、今回ご紹介しきれなかったメリットについてお話していきたいと思います。

www.matsumoto-koumuten.jp

ZEHってご存知ですか

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

f:id:matsumoto-326-345:20170526214256j:plain

皆様は「ZEH(ゼッチ)」という言葉、聞いたことありますでしょうか。
ZEHとは Net Zero Energy Houseの略です。
住まいの断熱性・省エネ性能を上げつつ、太陽光発電などでエネルギーを作ることにより、年間の一次エネルギー消費量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナスゼロにする住宅のことを指します。


最近になってZEHが注目されてきているのですが、その理由は国にあります。
国のエネルギー政策のベースとなる「エネルギー基本計画」に、「2020年までに標準的な新築住宅で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」と明記されており、国はZEHを普及させようとしています。

なじみのない方も多いと思いますから、今回は「ZEH」についてお話していきたいと思います。

・ZEHにするためには省エネが不可欠
前回、省エネ・エコな家についてご紹介しましたが、ZEHにするためには省エネが不可欠です。断熱性・気密性を高くすることはもちろん、省エネにするための設備も設置する必要があります。


また、ZEHはエネルギーを生産する家でなければならないため、太陽光発電エネファームといったエネルギーを生産する設備の設置が必要不可欠です。

・ZEHには補助金がでる
ZEHのメリットとしては、エコな家と同様に、光熱費が全くかからないので経済的であるという点が挙げられます。


また、国がZEHを浸透させるために「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」として、対象住宅に補助金を出して後押しをしています。
住宅購入の際には住宅ローンを組むことがほとんどですから、まとまった補助金が得られるのは大きなメリットですし、ZEHを普及させようとしている今だからこそ国から大きな後押しをしてもらえると考えることもできます。
ただし、補助金を得るにはZEH登録ビルダーに家を建ててもらうことが必須条件となっています。
弊社はもちろんZEH登録ビルダーです。

いかがでしたでしょうか。
ここで初めて目にした方もいらっしゃるかもしれませんが、興味を持っていただけましたでしょうか。
ZEHは環境に大変優しい家ですから、環境問題に関心がある方にも大変おすすめです。
興味を持った方は是非ZEHを建てることを考えてみてください。
これからの家のスタンダードです。この先にはさらに上のレベルの家を国が目指す可能性だってあります。

www.matsumoto-koumuten.jp

 

エコな家ってどんな家?メリットは?

f:id:matsumoto-326-345:20170522113706j:plain

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

環境問題がありとあらゆるところで話題になる近年、省エネな家づくりが必要とされています。そうしたことから、今は10年前などと比べるとより省エネでエコな家を建てられるようになりました。

ではそもそも、エコな家とはどんな家なのか、疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回はエコな家とはどんな家のことなのか、またエコな家を建てるメリットについてお話させていただきたいと思います。

・エコな家とはエネルギーをできるだけ使わない家
エコな家とは環境にやさしい家のことを指します。それはつまり、無駄なエネルギーをできるだけ使わないということです。
代表的なものとしては電気と空気の熱で給湯する高効率な設備や、消費電力を節約できるLED照明、外気を室内温度に近づけて換気する熱交換型換気システムなどが挙げられます。また、設備以外にも、家自体の性能を向上させて断熱・気密性能を高めることも省エネにつながります。
また、太陽光パネルなどを利用することで、エネルギーを生み出し、そのエネルギーを自宅の電力として利用するというのも一般的になってきました。

・環境に優しいのはもちろん、エコな家は経済的
エコな家を建てる最大のメリットは、環境問題対策に貢献できるということです。ありとあらゆるところで環境問題について議論がなされており、関心が高い方も多いのではないでしょうか。
また、こうした家は冷暖房機器にあまり頼らずに室内の温度を一定に保ちます。そのため、一般の家と比べると光熱費を大幅にカットすることができます。エコな家は性能が高いですから、長持ちするという点も魅力的です。

いかがでしたでしょうか。
省エネ住宅を建てようと思うと、どうしても費用が高くなってしまいます。実際、エコな家を建てようと思ってはいたものの費用面で断念したという方もいらっしゃいます。
しかしながら、長い目で見た場合、エコな家は光熱費をあまり使わずに済むわけですから、30年先までの光熱費と建築費を合計して考えた場合、一般的な住宅とエコ住宅を比較すると、はるかにエコ住宅のほうが費用を抑えることができるということがデータで実証されています。
また、エコ住宅のほうがとても快適に住むことが出来ます。
そして、以前ブログで書いたヒートショックのリスクも低減出来て健康的に生活出来ます。
初期費用である建築費だけにとらわれない視野で家づくりを考えて下さい。
そうすればきっと失敗しない家づくりが出来ます。

www.matsumoto-koumuten.jp

土地の公示地価と実勢価格について

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

f:id:matsumoto-326-345:20170516190543p:plain

家づくりにおいて土地選びって大変重要なポイントですよね。
土地の価格は不動産業者が決めるというイメージを持たれる方が多いと思いますが、そのような土地の価格を実勢価格といいます。
また、それ以外にも公的に決められた価格があり、その価格は公示地価と呼ばれています。

どちらも耳慣れないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、土地の公示地価と実勢価格についてお話していきたいと思います。

・公示地価とは法令に基づき政府などが定期的に評価した価格
公示地価とは法令に基づき国土交通省が毎年一回公表する価格のことです。
公示地価は、「一般の土地の取引価格に対して指標を与え、適正な地価の形成に寄与することを目的とする」と明記されています。

つまり、その土地が本来持つ土地の価格を評価し、指標となる価格を決定しているということです。
実際に公示地価の設定をする際は、様々な要素から検討され、複数の不動産鑑定士の鑑定結果も加味されます。


複数の不動産鑑定士が携わることで、土地の評価要素となりうる条件の見落としを防いだり、悪意的な偏り・不当評価の防止が行われています。
人間が決めることですから、どうしても足りない部分や間違ってしまう部分が発生する可能性があるのですが、複数で行うことでその可能性をできるだけ小さくしているわけです。


・実勢価格とは実際の土地の取引の場面で利用されている価格のこと
実勢価格とは実際の土地の取引で利用されている価格のことです。


不動産の時価のことで売り手と買い手の間で需要と供給が釣り合う価格をいいます。スーパーの野菜と同じように日々変化するもので、買い手にとっては公示地価よりも実勢価格が重要になります。
 
実勢価格を調べる方法としては、
1.国土交通省の土地総合情報システムを使う
2.不動産会社に鑑定してもらう
3.似た条件の公示地価から推定する
といったものがあります。

いかがでしたでしょうか。
土地の価格は売り手が自由に決めているということに驚いた方もいるかもしれません。
しかし、自由とは言うものの、あまりに高すぎると誰も買ってくれませんし、実際は最近の近隣での取引事例や周辺の環境、条件を考慮して価格を決めています。
人気の地域で需要が見込めそうだと強気な価格設定になりますし、人気がなくそれでいて早く売却したい事情がある場合などは少し安い価格設定にする場合もあります。
長期間売れない場合は値下げをしていることもあります。
土地を探す場合は細かなチェックを怠らずに続けることが大切です。

www.matsumoto-koumuten.jp

子供部屋について

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

f:id:matsumoto-326-345:20170511083133j:plain

お子さんがいる方、または将来的に子供と暮らしたい方にとって、子供部屋をどうするかというのは大きな悩みの種ですよね。

そこで今回は、子供部屋についてお話していきたいと思います。

・こども部屋のつくり方は二つ
子供部屋のつくり方は、大きく分けて二つあります。まず一つ目はきちんと独立した部屋を用意する方法。もう一つが必要になってから、間仕切りなどで独立させるという方法です。


土地の広さの関係上、都市部などですと間仕切りなしの子供部屋が多い傾向にあります。
お子さんが二人以上いる家庭の場合、性別が違うならば最初から独立した部屋にすることが多く、同性の兄弟の場合は間仕切りなしの広い子供部屋を複数人で使うという場合が多いです。


また、現在は子供が一人しかいないけれども、将来的にもう一人ほしい場合などは、広い子供部屋を用意されることが多いです。


将来子供部屋を二つに分ける場合に多いのが、分けた部屋のどちらかの面の一方だけにしか窓がない、収納がないなんてことになることです。窓が一つだけだと日当たりや風通しが悪くなってしまいますし、収納がなければ部屋としてとても使い勝手が悪くなります。
将来分ける可能性がある場合はそのあたりをきちんと考えておく必要があります。

・子供部屋は4.5帖か6帖が一般的
子供部屋として一般的な広さは4.5帖か6帖です。小さいものですと、4帖を切るものもありますが、その場合は上がベッドになっていて下が机になっている家具などを設置する方が多いです。

あえて狭い部屋を与えてスペースを有効活用するように自分で考えさせるという方針の親御さんもいらっしゃいますよ。

いかでしたでしょうか。
子供部屋は人数や構成、性別によって変わってきますから、将来的に子供を持とうと考えておられる方などは柔軟に対応できるスペースを確保しておくのが望ましいです。


先に個別の部屋を作るよりも、とりあえず広い部屋を作っておいて、その後必要に応じて仕切りを付けるといった方が将来的に子供部屋以外の使い方もできておすすめです。
ぜひ、将来にわたって便利で使いやすい子供部屋を計画してくださいね。

www.matsumoto-koumuten.jp

耐震等級って?

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

f:id:matsumoto-326-345:20170508161806p:plain

震等級という言葉、聞いたことはありますでしょうか。
耐震等級とは、その名の通り耐震の等級を示すもので、家づくりの知識があまりなくても目安とすることができるものです。
耐震等級は当初、住宅の性能表示制度の一環として建物の構造に関する基準として制定された目安なのですが、今ではいろいろな基準に使われ家づくりをする際には必ずと言っていいほど耳にするようになった言葉です。

今回は、耐震等級とはどういったものなのかについてお話していきたいと思います。

耐震等級は1~3に分けられており、

等級1.建築基準法で決められた耐震基準を満たす建物
等級2.等級1の1.25倍の耐震力のある建物
等級3.等級1の1.5倍の耐震力のある建物

となっており、建築基準法には

・数百年に一度発生する地震震度6強から7程度)に対して、倒壊・崩壊しない
・数十年に一度発生する地震(震度5強程度)に対して、損傷しない

と明記されています。

ただ、数百年に一度発生すると想定されている大地震がこの二十数年の間に何度発生したことでしょう。
昨年の熊本に至っては数日間に2度も発生してしまいました。
また、等級1の倒壊・崩壊しないと言うのはあくまでも1回の地震での話です。
つまり、熊本のように2度大地震に襲われてしまうと、1回目の地震で倒壊せずに耐えた建物が
2回目の地震では倒壊したケースが数多くありました。
熊本地震以降、等級1では不安という声をよく聞きます。

耐震等級1をクリアするためには壁量計算のみでいいのですが、耐震等級2、3をクリアするためには壁量計算に加えて、上下階の壁量の比率バランスや、その地域の地震係数を検討します。
そのため、耐震等級2,3にするためには住む地域を考慮しつつ上下階のバランスや建物の形状、材質の種類まで含めて検討する必要があります。

・耐震等級を選ぶのは家づくりをするあなた自身です
耐震等級とはそもそも知識がない人であっても耐震性能を分かりやすく知ることができるように制定されたものです。たとえハウスメーカーの標準が耐震等級2であっても、必ずしもそれ通りに建てる必要はありません。
例えば「この壁をなくすと耐震等級が1になるが、邪魔なのでなくしたい」だとか、「耐震性に心配があるので、耐震等級を3にしたい」などは積極的に伝えていくようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。
耐震等級を上げるためにはその分だけコストもかかりますから、安心と初期費用のバランスを考えながら、納得のいく家づくりをしていきましょう。

www.matsumoto-koumuten.jp