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トイレリフォームで失敗しないための床材選び~タイル材編~

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松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

前回はトイレの床材の一つであるクッションフロアについてご紹介してきました。
今回は「タイル材」についてご紹介していきます。

では早速タイル材の性能について見ていきましょう。
耐水性:とても優れている
アンモニア・洗剤耐性:優れている
防汚性:とても優れている
防臭性:優れている
タイル材も性能はとても優れており、トイレの床材としてとても重宝されます。
タイル材は耐水性がとても高いため、モップで掃除することも可能です。

他にもタイル材にはメリットがありますので併せてご紹介していきます。
・雑菌を分解してくれる
タイル材の中には雑菌を分解してくれるものがあります。
トイレという空間は雑菌が多く存在していて知らない間に雑菌が服や体についてしまうものです。
雑菌の繁殖を軽減するという点でこの機能があるタイル材は衛生的にとてもいいですね。

・高級感がある
タイル張りのトイレはそれだけで高級感が漂ってくるものです。
毎日使うトイレが高級感のあふれる空間になればとても見栄えが良く心地いいですよね。

・耐久性がある
長年トイレを使うことを考えれば、耐久性があるかどうかは注目しておきたいものです。
他の床材に比べ最も耐久性があるのがタイル材です。

しかしデメリットもあります。
・費用が高い
他の素材に比べて費用(材料費、人件費)が高くなります。
また、工期も長くなります。工期が長いのも費用が高くなる原因のひとつに挙げられます。

・目地は汚れやすいし実は防水性がよくない
目地は表面がザラザラしていて汚れが付着しやすく、カビが発生すると落とすのが大変です。
また、床がタイル張りで排水口があれば水洗いしても問題無いと思われがちですが、目地からは実は水が浸透します。
特に木造住宅では要注意です。水が浸透して床付近の木材が腐食していることはよくあることです。

・冬場に寒い、冷たい
冬のトイレは寒い、冷たい感じがするものです。
とりわけタイルが張られたトイレは寒いと感じたことがある方も少なくないと思います。
実際、タイルは一旦冷えるとなかなか暖まらない性質があるので、トイレに入って暖房したとしてもすぐには暖まらず、暖まる前に用を足して出ることになります。

いかがでしたか。
タイル材の長所、短所は理解していただけたでしょうか。
またタイル材には「陶器タイル」「石器タイル」「磁器タイル」の3種類があり、家の雰囲気に合ったものをお選びいただくことができます。
次回もお楽しみに。

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