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土地の公示地価と実勢価格について

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家づくりにおいて土地選びって大変重要なポイントですよね。
土地の価格は不動産業者が決めるというイメージを持たれる方が多いと思いますが、そのような土地の価格を実勢価格といいます。
また、それ以外にも公的に決められた価格があり、その価格は公示地価と呼ばれています。

どちらも耳慣れないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、土地の公示地価と実勢価格についてお話していきたいと思います。

・公示地価とは法令に基づき政府などが定期的に評価した価格
公示地価とは法令に基づき国土交通省が毎年一回公表する価格のことです。
公示地価は、「一般の土地の取引価格に対して指標を与え、適正な地価の形成に寄与することを目的とする」と明記されています。

つまり、その土地が本来持つ土地の価格を評価し、指標となる価格を決定しているということです。
実際に公示地価の設定をする際は、様々な要素から検討され、複数の不動産鑑定士の鑑定結果も加味されます。


複数の不動産鑑定士が携わることで、土地の評価要素となりうる条件の見落としを防いだり、悪意的な偏り・不当評価の防止が行われています。
人間が決めることですから、どうしても足りない部分や間違ってしまう部分が発生する可能性があるのですが、複数で行うことでその可能性をできるだけ小さくしているわけです。


・実勢価格とは実際の土地の取引の場面で利用されている価格のこと
実勢価格とは実際の土地の取引で利用されている価格のことです。


不動産の時価のことで売り手と買い手の間で需要と供給が釣り合う価格をいいます。スーパーの野菜と同じように日々変化するもので、買い手にとっては公示地価よりも実勢価格が重要になります。
 
実勢価格を調べる方法としては、
1.国土交通省の土地総合情報システムを使う
2.不動産会社に鑑定してもらう
3.似た条件の公示地価から推定する
といったものがあります。

いかがでしたでしょうか。
土地の価格は売り手が自由に決めているということに驚いた方もいるかもしれません。
しかし、自由とは言うものの、あまりに高すぎると誰も買ってくれませんし、実際は最近の近隣での取引事例や周辺の環境、条件を考慮して価格を決めています。
人気の地域で需要が見込めそうだと強気な価格設定になりますし、人気がなくそれでいて早く売却したい事情がある場合などは少し安い価格設定にする場合もあります。
長期間売れない場合は値下げをしていることもあります。
土地を探す場合は細かなチェックを怠らずに続けることが大切です。

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