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いざ中古物件を買うときに注意すべきポイント集

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松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

家を買うときに中古物件という考えも含めることで選択肢の幅は格段に広がります。しかし、中古物件と言われると「建物の状態が分からない」「欠陥があったらどうしよう」「リフォーム費用はいくらかかるの?」など数多くの不安があると思います。


確かにいざ中古物件を買ったときに屋根は雨漏り、シロアリで基礎や土台はガタガタ。なんて事になると目も当てられません。そこで今回は中古物件を買うときに注意すべきポイントについて話したいと思います。


・見た目と年齢だけで判断しない!
人を見るときは見た目や年齢で勝手に判断してはいけない。とよく言われます。物件についても同じで築年数と見た目だけで実際の家の状態を決めつけてはいけません。例えば外観や内観が非常に良くても目に見えない部分である基礎などにガタがきてるかもしれません。


見た目だけに騙されず冷静にドアの開けやすさ、床のきしみ具合など目に見えない部分でも判断しましょう。小屋裏や床下など自分で調べるには難しい部分があるのでそこは業者に任せましょう。マンションの場合、共用部分を業者に見てもらう場合は許可が必要なので注意してください。


ただ、築年数は耐震性を知る上ではかなり重要です。
耐震性能は過去大きな地震が発生する度に改正されてきております。
木造住宅の場合、昭和56年以前の建物かそれ以降の建物かによって耐震性が違います。
また、最近の住宅で性能表示されている物であれば第三者機関によってその性能があると認められているので、安心材料となります。



・いろんな観点から考える
当然ですが中古物件の購入にはメリット、デメリットがあります。メリットとしては当たり前ですが、まず新築物件より値段が安いことが挙げられます。新築にこだわりがない方や、安く良い家に住みたい、家にお金をかけるならもっと他の事にお金をかけるべきだ!という方は中古物件がおすすめです。
特にマンションの場合は新築より中古をお勧めします。
新築マンションは最初に色々な不具合が発生する確率が高く、以外と知られていないことですが、新築マンション購入後2~3年で売却し、退去される方がめずらしくないのです。
また、中古だと、実際に住まわれている方からの声を聞くことが出来ます。
ネットの口コミなどでそのマンションの良いところ、良くないところを知る事が出来ます。



・違法建築には銀行が融資してくれない
中古物件の場合、前の入居者が増築したり改築したり何らかの手を加えられていることはめずらしくありません。
しかし、それが建築基準法上違法な場合は購入の際、銀行で融資してもらおうとしても融資してくれません。
法律上違法なものに融資することがコンプライアンス上問題となるからです。
そんな物件は市場流通性が悪いので割安で販売されていることがあります。
「この物件、まわりの物件より安くてお買い得だな」と思われるものはこのケースに該当する可能性があります。
どうしてもその物件が欲しい場合は融資を受けずに購入するしかありません。


最後に、信頼出来る不動産業者と出会うことも良い物件を見つけるためには大変重要です。
豊富な知識と誠実な対応、そしてお客様の目線で考えてくれる業者が理想です。



このように中古物件にはメリットもデメリットもあります。ですが注意すべき点を心がけることと、信頼出来る不動産業者と出会うことで、物件選びで失敗することはなくなるでしょう。

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