松本工務店 家づくりに役立つブログ

家づくりに役立つ情報を発信しています

今こそ!耐震リフォームについて詳しく知ろう

 

f:id:matsumoto-326-345:20170629075848j:plain

松本工務店|京都市内の新築・建替え。リフォーム、耐震改修

地震の際はここの小学校に集合で、非常用食料はここに置いておくから。」今ではほとんどの家族や自治体で地震の際にどうするかシミュレーションしたり、非常用食料を保管したりしています。しかしそれだけで良いのでしょうか?

もちろん、地震の際の対策は重要です。ですがそれに加え、家そのものの地震対策も非常に大切です。衣食住はどれも欠けてはいけない大切なものです。今回はその中の「住」つまり家についての話をしたいと思います。


・耐震性ってどこで決まるの?
まずは地盤です。どれだけ頑丈な建物であってもその下にある地盤が軟弱だと少しの地震で大きな被害が起こります。川や沼が近い場所であれば特に注意が必要です。「地盤調査」を行うことによって地層をより詳しく知ることができます。


次に建設時期です。法律は時代とともに変わってきました。地震の危険性が徐々に明らかになってくるにつれて耐震性の基準も引き上げられてきました。つまり昔の建物になればなるほど耐震性が低い建物である確率が高いのです。
昭和56年5月以前に建築されたものであれば耐震補強工事を行うことで補助金を得ることが出来る制度があります。


・耐震リフォームってどんなことをするの?
一番大切なのが壁の補強です。
壁は建物の耐震性を決めるうえで非常に重要な要素なので、壁に「すじかい」と言われる部材を入れたり、「構造用合板」を取り付けたりして補強します。また、柱と土台や梁との接合部を金物補強して強度を上げます。

次に屋根の軽量化です。上が重い建物、つまり屋根が重い建物はバランスが悪く耐震性が高くありません。そこで屋根を軽い素材のものと変えることで安定性を持たせ、耐震性を高めるのです。
具体的には瓦葺きの屋根を鉄板葺きに変える等です。

後は基礎の補強です。基礎がきっちりしていることで、上に安定した家を建てることができるのです。具体的にはヒビの改修、鉄筋コンクリートが入っていないところを鉄筋と一体化させるなどです。

耐震性を高めるためにはまだまだ方法があります。家は何よりも大切な財産で、壊れてしまうと完全にもとに戻すことはできません。
京都市ではより簡単に耐震補強が出来るように「まちの匠の知恵を活かした京都型耐震リフォーム支援事業」というものがあります。
また、無料で耐震診断士を派遣してくれ事業もあります。
この機会に自分の家に最も適切な耐震方法をみつけてください。

www.matsumoto-koumuten.jp