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老後を考えたリフォーム計画について

 

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20年前に購入したマイホーム。赤ちゃんだった子供も手がかからない年齢になったと同時に、自分たちの老後について考え出すご夫婦の方も多いようです。
大金を叩いて購入した家ですから、老後も自分の家でできるだけ長く住んでいたいと思う人が大半ではないでしょうか?

ですので、今回は老後、自分が住んで困らないためのリフォームについてご紹介します。


老後のリフォームとなると、色々な工事が必要になります。
そのリフォームの中で一番需要があるのがバリアフリーリフォームです。
バリアフリーリフォームといえば具体的に

・手すりの取り付け
・段差の解消
・出入り口幅の拡張
・トイレの洋式化
・タタミに座る生活からイスに座る生活への変更

などがあります。

手すりなどは今は特に必要を感じないという方も少なくないかと思います。
しかし、例えば浴室をシステムバスにリフォームする場合などは、将来必要を感じるようになった時に取り付けるのではなく、最初から取り付けておくほうがしっかり確実に取り付けが出来るのでおすすめです。
何故なら、システムバスの壁はあまり厚くなく、後から取り付けが出来なくはないですが、しっかりとした取り付け下地がないので、体重を預ける手すりの取り付け方法としては不安が残ります。

段差の解消や出入り口幅の拡張などは主に室内での車いすの利用を想定してのリフォームとなります。
ですので、これらは本当に必要になってから検討しても遅くないものだと思います。

トイレの洋式化やタタミの生活からイスの生活からの変更などは普段の何気ない立ったり座ったりが膝の痛み等で不自由を感じたら是非検討してください。
ずいぶんと生活の質が向上すると思います。


バリアフリーリフォームの中には介護保険の対象になるものがありますので、それを有効に使っていただいてお得ににリフォームしていただくことが出来ます。
しかし、上限金額が20万円なので、工事可能なリフォームは限られているのも実情です。

また、家庭内事故を予防するためのリフォームも老後を健康で長生きするためには必要と考えます。
具体的には断熱リフォームです。
冬場にヒートショックを起こさない暖かい家にすることで心筋梗塞脳卒中になるリスクを軽減できます。


老後に必要な費用は住居費、教育費に続く人生三大支出の一つとされ、多くの費用が必要です。
必要に応じて健康寿命が延びるようなリフォームを検討してはいかがでしょうか?