松本工務店 家づくりに役立つブログ

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太陽光発電に向いている屋根とは

 

前回太陽光発電の魅力についてご紹介しましたが、実は太陽光発電システムの設置には、向いている屋根とあまり向いていない屋根があります。
屋根の種類や環境によって、太陽光発電システム設置の自由度や可能性は大きく変わりますから、太陽光発電システムの導入を考えている方は参考にしてみてくださいね。

まず、太陽光発電が向いているかどうかを確認するのに重要なのが、屋根の向きです。
太陽光発電システムにたくさんの日光を当て、発電をたっぷりしてもらうためには、南向きの屋根に設置するのが最も効果的になります。
そもそも効果が薄い北向きには設置できない決まりがあるようですが、太陽光発電システムは、南向きの場合は100%、東・西向きの場合は85%程度の出力を得られるようですから、できるだけ南向きの屋根に設置したいところですよね。

屋根の角度で好条件を得ることができそうな場合に、次に確認したいのが、屋根材の種類です。
太陽光発電システムは、様々なメーカーによって製造されていますが、対応できる屋根材が決められています。
ほとんどの屋根材に対応できるものもあるようですが、万が一ということもありますから、一度我々施工業者に確認をお願いします。

次に気を付けたいのが、屋根の勾配についてです。
切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根にはそれぞれ勾配があり、この勾配が2.5寸以下の場合太陽光発電システムを設置してはいけないという決まりがあります。
また、急勾配で現代風の屋根がおしゃれというようなご家庭では、残念ながら太陽光発電システムを設置することはできません。
なお、屋根の勾配がまったくない、まっ平らの陸屋根という種類のものもありますが、この場合は土台によって角度を付けることができますから、太陽光発電システムの設置が可能になっていますので、安心してください。
但し、京都市内では景観条例の関係で設置出来ない場合もありますので、
詳しくはお問い合わせください。

屋根の形にも様々なものがありますが、できるだけ大きく太陽光発電システムを設置したい場合は、1つの屋根面が大きいものを選択したいですね。