鉄骨と木造の違いって?
住宅購入は一生に一度のお買い物といっても過言ではありません。多くの人が、20年から30年のローンを組むため、非常に多くのお金が動きます。
ですので、絶対に失敗がないようにする必要があります。そこで、今回は、鉄骨造と木造の違いについて詳しく説明させていただきます。
まず、木造の特徴を説明させていただきます。日本では、住宅の約7割が木造です。昔から日本では木造が主流で、今もそれが残っているためです。
それでは何故、今でも主流なのでしょう。それは日本の高温多湿で地震や台風など自然災害も
多く発生する環境に適しているからだと思います。
木造は、一戸建てなどの比較的小さめな建築物でよく採択されますが、耐久性や耐火性の面から大きな建物にはあまり採択されません。
木造のメリットとしては、かかるコストが比較的安価なのと、間取りを比較的自由に設定できる点が挙げられます。また、木のぬくもりや木の香りは癒しの効果も期待出来ると思います。
デメリットは、上述したように耐久性、耐火性がさほど高くないことでしょう。
次に、鉄骨の特徴についてご説明させていただきます。鉄骨は、大きなビルやマンションを建築する際によく採用される方法です。
日本でも多くの建築物に使われていますね。
鉄骨のメリットとして挙げられるのは、柱と柱の間隔を広くとれるため、大空間が容易に造れることと、何層にも積み上げることが可能であることです。これが、鉄骨造の高層ビルやマンションなど大きな建築物に使われる理由です。
また、鉄なので燃えにくいので、耐火性能が高い建物にすることが可能となります。
ですので、集合住宅等にも良く採用されているのです。
しかし、もちろんデメリットもあります。一番のデメリットはコストが木造よりもかかってしまうことでしょう。木材よりも鉄やコンクリートは重量が重く、高いからです。
また、鉄は熱を伝えやすいという特徴もあります。断熱性や気密性を確保するのは木造に比べて
難しくなります。
このように木造と鉄骨には大きな違いがあります。しっかり上記の点を押さえて住宅購入を検討しましょう。